3/27 最終戦の日程変更 FIMは、ブラジル・リオデジャネイロで行われるGP最終戦を主催者からの要望により11月4日から11月3日に変更すると発表した。これにより、予選は11月1、2日に行われる。 3/24 アプリリア、2002年用4ストロークマシンのプラン発表 アプリリアは2002年に向けてのGP用4ストロークマシンの開発を発表した。しかし、まだ詳しいことは分かっていない。 今年、アプリリアはマシンを大量投入して125と250のダブルタイトルを目指す。 3/22 阿部ノリックが最速タイムで鈴鹿のテストを終わる 鈴鹿で行われてたテストは、2日目に宇川徹が2'06の壁を破る2'05.729を出し、最終日は去年の鈴鹿ウィナー、阿部ノリックが最速タイム2'06.551をマークして終了した。最 終日は風が強く、1日目、2日目の比べてタイムがでなかったが、ノリックは風にも負けず最速ラップを更新した。昨年の鈴鹿ポールシッターで2000年度チャンピオンのケニー・ロ バーツは10位とふるわなかった。 最終結果 1.宇川徹(NSR500) 2.05.729 2.カルロス・チェカ(YZR500) 2.05.893 3.マックス・ビアッジ(YZR500) 2.06.455 4.バレンティーノ・ロッシ(NSR500) 2.06.488 5.アレックス・バロス(NSR500) 2.06.540 6.阿部ノリック(YZR500) 2.06.551 7.ロリス・カピロッシ(NSR500) 2.06.567 8.芳賀紀行(YZR500) 2.06.783 9.中野真矢(YZR500) 2.06.915 10.ケニー・ロバーツ(RGV-Γ500) 2.07.377 11.加藤大治郎 (NSR250) 2.07.437 12.ホセ・ルイス・カルドソ(YZR500) 2.07.467 13.アレックス・クリビーレ(NSR500) 2.07.698 14.セテ・ジベルナウ(RGV-Γ500) 2.07.803 3/21 主要チームが鈴鹿でテストを開始 主要MotoGPチームが鈴鹿サーキットでテストを行ったが、2'06台を出したのはロッシとチェカだけにとどまった。 4時間という短いセッションの中で、午前中にチェカがトップ、ロッシが2位という順位になったが、午後になってロッシがチェカを逆転した。この2人がずば抜けて速く、3位の芳賀 は1秒もつけられてしまった。驚いたのは加藤大治郎で、ホンダNSR250に乗る加藤は500ccホンダワークスライダーを押さえるという驚異的なラップを記録した。なお、ヤマハキッ クオフテストで負傷したジャックはこのテストへの参加を見送っている。 非公式ラップタイム 1.バレンティーノ・ロッシ (Honda) 2.06.179 2.カルロス・チェカ (Yamaha) 2.06.522 3.芳賀紀行 (Yamaha) 2.07.257 4.ロリス・カピロッシ (Honda) 2.07.333 5.ケニー・ロバーツ (Suzuki) 2.07.345 6.阿部ノリック (Yamaha) 2.07.451 7.中野真矢 (Yamaha) 2.07.489 8.マックス・ビアッジ (Yamaha) 2.07.564 9.ギャリー・マッコイ (Yamaha) 2.07.575 10.アレックス・バロス (Honda) 2.07.816 11.加藤大治郎 (Honda 250) 2.07.953 12.宇川徹 (Honda) 2.08.121 13.アレックス・クリビーレ (Honda) 2.08.589 14.セテ・ジベルナウ (Suzuki) 2.08.700 15.ホセ・ルイス・カルドソ (Yamaha) 2.09.244 3/15 メランドリ、バレンシアで強烈な最速ラップ バレンシアで行われているバレンシアでのアプリリアのプライベートテストは、ミルコ・メランドリが1.35.9というコースレコードを更新する強烈なラップタイムを叩き出し、加藤の対抗 馬として名乗りを上げた。また、ロベルト・ロカテリもコースレコードを更新したが、1.36.2と36秒の壁を破れなかった。125ccでは、ルーチョ・チェッキネロが最速ラップを出し、好調を アピールした。 非公式ラップタイム 250cc M.メランドリ (ITA - Aprilia) 1.35.9 R.ロカテリ (ITA - Aprilia) 1.36.2 M.ルッキ (ITA - Aprilia) 1.36.5 F.ニエト (ESP - Aprilia) 1.36.8 A.デボン (ESP - Aprilia) 1.37.2 S.ポルト (ARG - Yamaha) 1.37.2 F.バッタイーニ(ITA - Aprilia) 1.37.3 原田哲也 (JPN - Aprilia) 1.37.6 J.マクウィリアムス (GBR-Aprilia) 1.37.6 K.ネーレス (ALE - Aprilia) 1.37.8 D.チェカ (ESP - Honda) 1.38.2 J.ビダル(ESP - Aprilia) 1.38.7 C.バロス (BRA - Yamaha) 1.41.4 D.ナーチャー (ESP - Aprilia) 1.43.8 125cc L.チェッキネロ (ITA - Aprilia) 1.40.5 S.サンナ (ITA - Aprilia) 1.41.8 G.ニエト (ESP - Honda) 1.42.0 A.バンサン (FRA - Honda) 1.42.2 J.フォレス (ESP - Aprilia) 1.43.6 H.フォーベル(ESP - Aprilia) 1.43.8 3/14 宇井、再び最速ラップ 引き続き行われているカタルーニャでの合同テストは、宇井陽一がタイムを1秒のばし、最速の座を守った。宇井は、"準備は整った"と言っていた。 非公式ラップタイム 宇井陽一 (Derbi) 1.51.9 M.ポッジャーリ(Gilera) 1.52.8 P.ニエト (Gilera) 1.53.5 M.ジャンサンティ (Honda) 1.53.7 T.エリアス (Honda) 1.53.9 D.ペドロサ(Honda) 1.53.9 J.オリベ (Honda) 1.55.5 3/13 岡田忠之、SBK開幕戦は2レースともリタイヤ 昨年までWGPで戦って年間最高ランキング2位(500cc、97年)の岡田忠之が、バレンシアでデビュー戦を戦った。昨年のチャンピオンのコーリン・エドワーズがチームメイトの岡田 は、予選のスーパーポールでは7位と健闘したが、決勝ではレース1、レース2ともにリタイアとなってしまった。レース1、レース2ともにトロイ・コーサーが勝ち、チャンピオン奪回をねらっ ている。"チャンピオンをとってGPに戻ってくる"といってSBKに移っていった岡田は、宣言通りになるか。 同じく昨年までマッコイと一緒に活躍していたレジス・ラコーニもデビュー戦を戦い、レース1で4位に入り、ポイントスタンディングも8位につけた。 スーパーポール 1 コーサー Aprilia 1m 36.193s 2 ラコーニ Aprilia 1m 36.543s 3 エドワーズ Castrol Honda 1m 36.630s 4 ホジソン Ducati 1m 36.659s 5 ボストロム Ducati 1m 36.813s 6 ベーリス Ducati 1m 36.277s 7 岡田忠之 Castrol Honda 1m 37.096s 8 ソース Ducati 1m 37.104s レース1 1 コーサー Aprilia 37'17.253 2 ベーリス Ducati 3.609 3 ボストロム Ducati 3.695 4 ラコーニ Aprilia 6.680 5 ラビラ Kawasaki 11.570 6 エドワーズ Honda 22.708 7 キリ Suzuki 25.319 8 柳川明 Kawasaki 25.554 レース2 1 コーサー Aprilia 37m 15.171s 2 ベーリス Ducati 5.122 3 ラビラ Kawasaki 9.307 4 エドワーズ Honda 19.271 5 ホジソン Ducati 23.513 6 柳川明 Kawasaki 24.543 7 キリ Suzuki 31.243 8 ソース Ducati 36.284 詳細はこちら->http://www.honda.co.jp/motorsports/race2001/sbk/2_sbk_01.html 3/13 鈴鹿サーキット、開幕戦の準備完了。 オフシーズンの間、改修工事を行っていた鈴鹿サーキットの工事が終わり、開幕戦の準備が整った。セーフティーゾーンの幅を大きくする工事は、S字、ダンロップコーナー、デグ ナーカーブ、130Rの部分が改修され、セーフティーゾーンの幅が広くなり、安全性が確保された。また、観客席も増やされたよう。 3/13 宇井、カタルーニャ合同テストで最速ラップ 数チームが集まって行われた合同テストで、デルビの宇井陽一が1.52.8の圧倒的な最速ラップを出し、開幕戦への準備が整ってきている。宇井にとってもニューカラーのマシン のフィーリングはいいようで、ご機嫌の様子。開幕戦の鈴鹿では期待できる。 非公式ラップタイム 宇井陽一(Derbi) 1.52.8 M.ポッジャーリ (Gilera) 1.53.8 T.エリアス (Honda) 1.54.2 M.ジャンサンティ(Honda) 1.54.3 P.ニエト (Derbi) 1.55.4 D.ペドロサ (Honda) 1.55.4 A.ブランネッティ (Aprilia) 1.55.9 E.バタイール (Honda) 1.56.4 J.オリベ (Honda) 1.56.6 3/9 ヤマハのテストライダーにコシンスキー ヤマハは、2001年度の2002年用の4ストロークマシン"OW-M1"のテストライダーに、もと250cc/SBK(スーパーバイク)チャンピオンのジョン・コシンスキーを採用した。しかし2002年に ヤマハからGPに参戦するかどうかは未定。 3/9 マルボロヤマハ、好成績でカタルーニャを離れる マルボロヤマハの2人は、2日間のテストをいい成績で終え、カタルーニャを離れた。 雨で、昼までテストできなかった2人は、45分間ノンストップで走り続けた。最後の方にチェカがスライドで転びそうになったが、それをこらえて無事、ピットに戻った。2人は45分間 で24周走った。 非公式ラップタイム マックス・ビアッジ 1.46.8 カルロス・チェカ 1.47.1 3/8 マルボロヤマハ、ハッピーなテスト マルボロヤマハの2人は、ニューパーツやニューエンジンのテストのため、カタルーニャに残ってテストをした。マルボロヤマハは、1チームだけでテストする方がいいと考えたようで、この ような形になった。先日の合同テストに当てはめると、ビアッジは2位、チェカは6位に入ることになる。2人とも、テスト後はご機嫌だったようだ。 非公式ラップタイム マックス・ビアッジ 1.46.0 カルロス・チェカ 1.46.4 3/6 鈴鹿GP最新情報 http://www.suzukacircuit.co.jp/2001wgp/index.html 3/5 バロス、合同テストで最速ラップ カタルーニャでの合同テストは、ホンダポンスのアレックス・バロスが最後の1秒というタイミングで、最速ラップ1'45.8を出した。そのあとには、ルーキーの芳賀紀行、参戦7年目の阿 部ノリックの日本ヤマハ勢が続いた。2日目では、マッコイと宇川を除くすべてのライダーが自己ベストを塗り替えた。今から鈴鹿の開幕戦が楽しみである。 非公式ラップタイム A.バロス 1'45.8 (64 laps) 芳賀紀行 1'46.1 (74 laps) 阿部ノリック 1'46.1 (79 laps) L.カピロッシ 1'46.3 (44 laps) G.マッコイ 1'46.6 (47 laps) A.クリビーレ 1'46.8 (67 laps) 宇川徹 1'47.3 (44 laps) J.vd.グールベルグ 1'48.6 (32 laps) 3/4 マッコイ、合同テストで最速ラップ カタルーニャで、ヤマハとHRCが合同テストした。すべてのタイムが非公式だが、レッドブルのギャリー・マッコイが1'46.4の最速ラップを出した。2番手、3番手にはホンダポンスのバロ ス、カピロッシがつづいた。日本人トップには宇川徹が入り、阿部、芳賀とつづいた。99年度500ccチャンピオンのクリビーレは、まだ調子が上がってきていない。 非公式ラップタイム G.マッコイ 1'46.4 (91 laps) A.バロス 1'46.5 (43 laps) L.カピロッシ 1'47.0 (45 laps) 宇川徹 1'47.2 (87 laps) 阿部ノリック 1'47.308 (68 laps) 芳賀紀行 1'47.392 (75 laps) A.クリビーレ 1'47.8 J.vd.グールベルグ 1'49.4 (20 laps) 3/1 ビアッジ、地元ローマで交通安全教室 バレンシアのテストが終わってすぐ、ビアッジは地元に帰り、1000人の高校生たちの前で交通安全について話した。ビアッジ自身も楽しかった模様。 ビアッジは、生徒たちに“僕は、バイクに乗るときは、それが500ccのバイクでも、50ccのスクーターでも、ヘルメットをつけてレーシングスーツを身につけます。僕の経験からい ってそれが夏であついときでも、スクーターでさえTシャツと半パンで乗ろうなんて思いません。”といっていた。うちの高校にも来て欲しいなぁ。 2/28 宇川、IRTAテストで最速ラップ バレンシアでのIRTAテスト最終日は、1日目2位の宇川徹が最速ラップを出し、速さをアピールした。2位には1日目トップの芳賀がつづき、3位にロッシが入った。 250ccでは、トップの加藤大治郎は3周しか走らず、99年全日本で、加藤と同点でチャンピオンになった松戸直樹がタイムを更新し1.37.643で2位に浮上したが、加藤の 1.37.273には及ばなかった。 2/27 芳賀紀行、IRTAテストで最速ラップ バレンシアでのIRTAテスト1日目は、ルーキーの芳賀紀行が1.35.582の最速ラップを記録した。1/1000秒差で同じくルーキーの宇川徹が続いた。この二人だけが1.35台を記録 し、周囲を驚かせた。エストリルで最速ラップを出したカピロッシは寝不足でふらつくためテストをせずに休んだ模様。 この日は寒く、風が強かったため、転倒者が続出。ファンデン・グールベルグも転倒し、マシンが破損した。ロッシも3周目で転倒し、上位は混戦状態になっている。 250ccでは、加藤大治郎がここでも最速ラップを記録、チャンピオンが夢ではなくなってきている。また、今年からワークスマシンをあやつる松戸直樹が3位に入った。 非公式ラップタイム 500cc 芳賀紀行 1.35.582 宇川徹 1.35.583 V.ロッシ 1.36.110 J.L.カルドソ 1.36.219 A.バロス 1.36.227 中野真矢 1.36.395 阿部ノリック 1.36.502 A.クリビーレ 1.36.686 J.vd.グールベルグ 1.36.734 C.ウォーカー 1.37.295 250cc 加藤大治郎 1.37.273 A.デボン 1.37.903 松戸直樹 1.38.143 D.デ・ゲア 1.38.537 E.アルサモラ 1.38.654 S.ユージー 1.38.922 F.ニエト 1.38.934 A.ホフマン 1.39.992 F.バッタイーニ 1.39.034 R.ロカテリ 1.39.048 2/26 カピロッシ、IRTAテスト最終日で大逆転 エストリルでのIRTAテスト最終日は、トップ3が1'40.1を出すという接戦の中、ロリス・カピロッシが昨日のタイムを1秒近く短縮し、最速ラップを叩き出した。2位マックス・ビアッジ、3 位カルロス・チェカのマルボロ勢、4位にはこのコース得意のファンデン・グールベルグ、5位にはルーキーの宇川徹が入った。昨年チャンピオンのロバーツは7位、昨年このコースで 最速ラップを作ったロッシは10位となった。昨日転倒したロバーツと中野は、ビアッジと一緒にピットにいた。マッコイもラップを重ねるのをやめた。 250ccでは、加藤大治郎が上手く走れずラップタイムを更新できなかったが、その日のうちのタイムも1位と、速さをアピール。ミルコ・メランドリがタイムを更新し、原田もタイムを更 新。今年はホンダ加藤vsアプリリアになりそう。 最終結果: 500cc L.カピロッシ (Honda) 1.40.109 M.ビアッジ (Yamaha) 1.40.149 C.チェカ (Yamaha) 1.40.166 Vd.グールベルグ (Proton KR) 1.40.328 宇川徹 (Honda) 1.40.535 G.マッコイ (Yamaha) 1.40.623 K.ロバーツ (Suzuki) 1.40.659 A.バロス (Honda) 1.40.732 阿部ノリック (Yamaha) 1.40.898 V.ロッシ (Honda) 1.41.139 250cc 加藤大治郎 (Honda) 1.41.004 M.メランドリ (Aprilia) 1.41.960 原田哲也 (Aprilia) 1.42.505 J.マックウィリアムス (Aprilia) 1.42.919 M.ルッキ (Aprilia) 1.42.940 K.ネーレス (Aprilia) 1.43.030 R.ロカテリ (Aprilia) 1.43.033 F.ニエト (Aprilia) 1.43.041 A.デボン (Aprilia) 1.43.127 松戸直樹 (Yamaha) 1.43.132 E.アルサモラ (Honda) 1.43.713 2/26 宇井、バレンシアでぶっちぎり バレンシアでのテストは、宇井陽一がイタリアンライダーをぶっちぎり、ただ一人1'40台を記録した。東は宇井から1秒ちょっと遅れて6位。 今年チャンピオンを狙う宇井は好調だ。転倒したのは一人と、去年のGPのような大荒れは見られなかった。 ラップタイム: 宇井 (Derbi) 1.40.649 ボルソイ (Aprilia) 1.41.466 チェッキネロ (Aprilia) 1.41.524 サバターニ (Aprilia) 1.41.680 東 (Honda) 1.41.689 カフィエロ (Aprilia) 1.41.691 ポッジャーリ (Gilera) 1.42.107 ニエト Jr. (Honda) 1.42.122 ヒューレス (Aprilia) 1.42.210 P・ニエト (Derbi) 1.42.231 2/24 ビアッジ、エストリルで最速ラップ エストリルでの250/500ccIRTAテスト2日目は、ビアッジが最速ラップ1.40.149を出したが、ファンデン・グールベルグが、V3マシンで1.40.328を出し、2位に入って周囲を驚かせた。 チャンピオンのロバーツは、午前中に転倒したが、大したことはないようだ。 250ccでは、加藤が2位に1秒以上の大差をつけ、絶好調。 公式ラップタイム 500cc ビアッジ (Yamaha) 1.40.149 vd グールベルグ (Proton KR) 1.40.328 チェカ (Yamaha) 1.40.462 マッコイ (Yamaha) 1.40.623 バロス (Honda) 1.40.732 宇川 (Honda) 1.40.748 芳賀 (Yamaha) 1.40.912 ジベルナウ (Suzuki) 1.41.002 カピロッシ (Honda) 1.41.074 ロバーツ (Suzuki) 1.41.081 ロッシ (Honda) 1.41.139 250cc 加藤 (Honda) 1.41.004 メランドリ (Aprilia) 1.42.074 原田 (Aprilia) 1.42.814 マクウィリアムス (Aprilia) 1.42.919 2/23 宇井、バレンシアでも最速ラップ バレンシアでのテストは、このコース不得意のデルビの宇井陽一が最速ラップを出し、少し驚いた様子。 準備ができていなかったため前のテストに参加していなかった東も、5番手タイムを出し好調。 非公式ラップタイム 宇井 (Derbi) 1.41.185 ポッジャーリ (Gilera) 1.41.799 チェッキネロ (Aprilia) 1.41.974 P・ニエト (Derbi) 1.42.132 東 (Honda) 1.42.297 ボルソイ (Aprilia) 1.42.379 カッフィエロ (Aprilia) 1.42.593 ニエト Jr. (Honda) 1.42.778 イェンクナー (Aprilia) 1.42.792 サバターニ (Aprilia) 1.43.001 2/22 チェカと加藤がエストリルの主役に エストリルでのIRTAテストは終始マッコイが活躍していたが、最終的にチェカが最速ラップを記録した。250ccでは、加藤がここでも圧倒的な走りを見せ、チャンピオンへの道をた どっている。 公式タイム 500cc-1日目 C・チェカ 1.40.349 K・ロバーツ 1.40.659 G・マッコイ 1.40.859 L・カピロッシ 1.40.937 中野真矢 1.40.970 宇川徹 1.41.046 A・バロス 1.41.117 M・ビアッジ 1.41.152 芳賀紀行 1.41.288 S・ジベルナウ 1.41.470 公式タイム 250cc-1日目 加藤大治郎 1.41.347 M・メランドリ 1.42.049 A・ニエト 1.43.041 原田哲也 1.43.433 R・ロカテリ 1.43.482 松戸直樹 1.43.531 M・ルッキ 1.43.722 K・ネーレス 1.44.117 A・デボン 1.44.192 E・アルサモラ 1.44.306 2/18 ロッシがトップタイムでIRTAテストが終わる ヘレスのIRTAテストはバレンティーノ・ロッシが最速ラップ1'42.322をマークしてIRTAテストを終了した。ロッシはずっとヤマハ勢の後ろにいたが、終わりの方になって最速ラップを叩 き出した。2位にはマックス・ビアッジ、3位カルロス・チェカと、マルボロ勢が続いた。そのあとにはホンダポンスのロリス・カピロッシとアレックス・バロスが続いた。また、アレックス・クリビー レが転倒し負傷した。ディフェンディング・チャンピオンのケニー・ロバーツは、11位とふるわなかった。 最終結果 1 V・ロッシ 1.42.322 2 M・ビアッジ 1.42.447 3 C・チェカ 1.42.471 4 L・カピロッシ 1.42.518 5 A・バロス 1.42.884 6 中野真矢 1.43.030 7 J・vd・グールベルグ 1.43.120 8 G・マッコイ 1.43.155 9 芳賀紀行 1.43.253 10 宇川徹 1.43.421 11 S・ジベルナウ 1.43.453 12 K・ロバーツ 1.43.473 14 阿部典史 1.44.120 250ccでは、加藤大治郎が終始圧倒的なタイムを出し続け、アプリリア勢を寄せ付けなかった。 最終結果 1 加藤大治郎 1.43.036 2 M・ルッキ 1.43.765 3 R・ロカテリ 1.43.766 4 M・メランドリ 1.44.039 5 原田哲也 1.44.163 9 松戸直樹 1.45.395 2/21 最終日も宇井がトップで締めくくる 125ccのIRTAテスト最終日は、新しいシャーシで走った宇井陽一がタイムをのばして1.47.672をマークした。また、Gileraもポッジャーリと共に公式デビューをした。 次の125ccテストはバレンシアで行われる予定。 最終結果: 宇井陽一 1:47.672 上田昇 1:47.855 M・ポッジャーリ 1:48.189 L・チェッキネロ 1:48.212 G・ボルソイ 1:48.296 P・ニエト 1:48.405 J・ヒューレス 1:48.492 J・ミューラー 1:48.587 A・デ アンジェリス 1:48.695 A・ニエト Jr. 1:48.928 また、日本時間の今夜から250/500ccのテストが行われる。 2/20 宇井がIRTAテストで最速ラップ 125ccのIRTAテストは24ライダーがエストリルに場所を移して行われ、デルビの宇井陽一がTSRの上田昇をかろうじて押さえた。相変わらず風が強いようで、何人ものライダー が転倒したが、大きなけがをしたものはいなかった。 公式ラップタイム: 宇井陽一(デルビ) 1'47.802 上田昇(TSRホンダ) 1'47.855 M・ポッジャーリ(デルビ) 1'48.189 L・チェッキネロ(アプリリア) 1'48.212 G・ボルソイ(アプリリア) 1'48.296 また、21日から250/500ccのテストも行われる。 2/18 ビアッジ、IRTAテストで最速ラップ 現地時間17日のIRTAテストで、マックス・ビアッジ(ヤマハ)が最速ラップ1'42.847をマークした。しかし自分の持つ前年のポールタイムを上回れなかったため、あまり納得はしてい ないようだ。そのあとには、ギャリー・マッコイ(ヤマハ)、ロリス・カピロッシ(ホンダ)、芳賀紀行(ヤマハ)、カルロス・チェカ(ヤマハ)と、ヤマハ勢が上位を占めた。マシンの方向性が変わっ ているというスズキは、なかなかタイムを上げられないようだ。 250ccは、また加藤大治郎が圧倒的なタイムをマーク、チャンピオン候補に名乗りを上げた。 IRTAテスト 最新ラップタイム情報(ライブ) 2/17 ヤマハ、2002年用4ストロークマシンを発表 ホンダに続き、ヤマハが4ストロークマシンを発表した。コードネームDW-M1のエンジンは、すべてニューデザイン。加速力は今のYZR500よりもよく、エンジンは今のYZF-R7よりも軽 い。いろいろな計画のもと、ヤマハはスーパーバイクのドゥカティのようにエンジンを縦に4つ並べることを考えているよう。 あと、ギレラのライダーは今のデルビのライダー、マヌエル・ポッジャーリになるようだ。500ccの復帰は現段階では考えていないようで、まず125ccでの成功を目指すようだ。 2/17 IRTAテスト2日目 公式ラップをとるIRTAテストの2日目、125ccはルーキーのガスペア・カッフィエロが昨年ロカテリが出した公式ラップタイムを上回る最速ラップを叩き出し、注目を集めた。 公式ラップタイム 1. G・カッフィエロ (アプリリア) 1.48.251 2. 上田昇 (TSRホンダ) 1.48.440 3. L・チェッキネロ (アプリリア) 1.48.447 4. G・ボルソイ (アプリリア) 1.48.729 5. 宇井陽一 (デルビ) 1.48.763 6. M・ポッジャーリ (デルビ) 1.48.996 7. P・ニエト (デルビ) 1.49.227 8. A・デ・アンジェリス (ホンダ) 1.49.634 9. M・サバターニ (ホンダ) 1.49.667 10. J・ミューラー (ホンダ) 1.50.037 また、注目の500ccも行われた。最速ラップは、カルロス・チェカが1.43.207を出し、今年チャンピオンを狙うバレンティーノ・ロッシを押さえた。チャンピオンケニー・ロバーツは、思うよ うにタイムを上げられず、ホンダポンスの後ろでテストを終えた。日本人では、500ccルーキーの宇川徹がギャリー・マッコイに続いて5位につけた。ヤマハの日本勢は、芳賀、中 野、阿部の順に11、12、13位となっている。モデナスのファンデン・グールベルグは14位、ホンダV2の 青木治親は16位につけている。 公式ラップタイム(ベスト16) 順位/#/名前/メーカー/タイム/差 1/7/C.チェカ/ヤマハ/1'43"2070"000 2/46/V.ロッシ/ホンダ/1'43"797/0"590 3/3/M.ビアッジ/ヤマハ/1'43"827/0"620 4/5/G.マッコイ/ヤマハ/1'43"835/0"628 5/11/宇川徹/ホンダ/1'43"972/0"765 6/4/A.バロス/ホンダ/1'44"030/0"823 7/65/L.カピロッシ/ホンダ/1'44"044/0"837 8/1/K.ロバーツ/スズキ/1'44"179/0"972 9/28/A.クリビーレ/ホンダ/1'44"218/1"011 10/15/S.ジベルナウ/スズキ/1'44"308/1"101 11/41/芳賀紀行/ヤマハ/1'44"317/1"110 12/56/中野真矢/ヤマハ/1'44"385/1"178 13/6/阿部ノリック/ヤマハ/1'45"160/1"953 14/17/J. vd グールベルグ/プロトン KR3/1'45"485/2"278 15/10/J.カルドッソ/ヤマハ/1'46"552/3"345 16/12/青木治親/ホンダV2/1'47"097/3"890 250ccは期待の加藤大治郎(ホンダ)が、圧倒的なタイムでトップ。2位にメランドリ、3位ルッキ、4位原田、5位ロカテリとアプリリア勢が続く。 IRTAテスト 最新ラップタイム情報(ライブ) 2/17 最新短文ニュース デルビ、今シーズンのマシンカラーは青と赤になるそうだ。 昨シーズンの500ccチャンピオン、ケニーロバーツが、オフシーズンの間にひげもじゃになっている。 ホンダポンスのスポンサーがWestになり、マシンの色は黒に。 2/15 デルビのポッジャーリ、ヘレスでのIRTAテストで最速ラップを記録 各メーカーが一緒に行うIRTAテストで、デルビの若手、マヌエル・ポッジャーリがアプリリア、ホンダ勢を押さえて最速ラップを記録した。チームメイトで昨年ランキング2位の宇井 も、安定したラップを出していた。 公式ラップタイム M・ポッジャーリ(デルビ) 1'49.606 G・カッフィエロ(アプリリア) 1'49.903 G・ボルソイ(アプリリア) 1'49.917 L・チェッキネロ(アプリリア) 1'49.978 上田昇(TSRホンダ) 1'50.213 宇井陽一(デルビ) 1'50.349 A・デ・アンジェリス(ホンダ) 1'50.618 M・サバターニ(アプリリア) 1'50.696 S・サンナ(アプリリア) 1'50.718 J・ミューラー(アプリリア) 1'50.724 2/15 上田、ヘレスでTSRに乗ってテスト 今年、TSRホンダから125ccに参戦する上田昇が、スペインのヘレスでテストをした。前夜に雨が降ったため、路面はあまりよくなかったよう。 TSRは、全員日本人で構成されるチーム。上田もよく知っている人がたくさんいて、チーム環境はパーフェクトだそうだ。マシンも、すべて新しいもので、まだまだ完全状態ではな いといっている。いろいろなチームと共にやるので、いい経験になるそうだ。 今年はレースに勝ってチャンピオンを目指す上田は、11年目のGPで目標を達成できるか。 (公式ラップは上表参照) 2/15 パルスレーシング始動 新しくGPに参戦してきたパルスレーシングが、始動した。 パルスレーシングは、スイス製V4マシン、パルス500に乗って2人のライダー(マーク・ウィリス、ジェーソン・ビンセント)が参戦する。 スイス製V4といえば、1999年度まで参戦していた予選で強かったMuZが思い浮かぶが、ファンデン・グールベルグがMuZで1999年に2度ポールを獲得したことで納得させられた エンジニアは、シャーシにそのMuZのものを使っている。MuZの時には強かったのは予選だけで、リアタイヤが激しく消耗してしまうため決勝で結果を残せないという失敗をしてし まったが、今回はテストを重ねてそれを克服しているらしい。V3のモデナスと共に、日本製V4マシンに対抗できるか。 2/8 ドゥーハン四輪デビュー オーストラリア人で、93-98の5年連続ワールドチャンピオンのミック・ドゥーハンが、メルセデス・ベンツCLK55に乗ってタスマニアのラリー大会に出場するそうだ。 ドゥーハンは、99年のスペインGPの練習走行で、白線に乗って転倒し、手首など数ヶ所を骨折して引退したが、四輪の世界で活躍できるか。 2/8 Gilera復活 GirelaがWGPに8年後戻ってくるそうだ。ギレラは、6回タイトルをとっているメーカーである。 2/7 ジャックOK 先日のセパンのテストで負傷したジャックだが、手術は必要なく、ジャック曰く4週間後にはOKだそうだ。 2/6 ホンダ、2002年用4ストロークマシン発表 2002年のGPルール改正に従って、ホンダが4ストローク、5気筒のエンジン"RV211V"を発表した。5シリンダーのうち3シリンダーがフロントに、2シリンダーがリアに積まれる格好にな るよう。ホンダの5気筒マシンは初めてではなく、1966年にRC149がGPに登場している。4ストロークエンジンも1967年にカナダGPで優勝している。 カワサキも4ストロークになるのと同時にGPに参戦するようだ。各メーカー、2002年までに準備が整うのか。 2/5 ヤマハテスト終了 セパンで行っていたヤマハのキックオフテストも、1/31に無事、終了した。ジャックのけがは、6週間で治る見込み。テスト期間中では、ビアッジとマッコイがそれぞれ2'06台をマーク し、ライダーとマシンの好調ぶりをアピールした。 非公式ラップタイム(最終日、雨) -500cc M・ビアッジ 2'07.4 C・チェカ 2'07.8 中野真矢 2'07.8 G・マッコイ 2'09.4 芳賀紀行 2'09.5 J・L・カルドッソ 2'11.35 阿部ノリック 2'23.0 テスト期間中のベストラップタイム(1月28日-1月31日) -500cc マックス・ビアッジ 2'06.8 ギャリー・マッコイ 2'06.8 芳賀紀行 2'07.3 カルロス・チェカ 2'07.8 阿部典史 2'07.8 中野真矢 2'07.9 オリビエ・ジャック 2'08.6 ホセ・カルドッソ 2'08.9 -250cc 松戸直樹 2'11.2 シャロル・ユージー 2'11.6 more info for this news 1/27 ジャック負傷 ヤマハ勢がマレーシアのセパンでテストをしたが、3日目にオリビエ・ジャックがハイサイドによる転倒で右腕を負傷し、救急車で運ばれた。ジャックは、首にも痛みがあるといってい る。しかし、それほど大きなけがではないらしい。手術も不要とのこと。 非公式ラップタイムホルダーのビアッジは、それぞれ2001年型マシンに乗って好タイムを記録。チームメイトのチェカも3番手とまずまずのタイムを記録した。 2番手タイムを出したのは、レッドブルのマッコイ。そしてセッティングをマッコイと一緒に詰めた芳賀は、3番手タイムをマーク。だいぶ2ストロークになれてきたようだ。 ジャックと250からステップアップしてきた中野は、ジャックがフロントを滑らせて転倒したあとも、タイムをのばしてチェカと同タイム。 阿部ノリック率いるダンティンは、今年2000年型に乗るカルドソと2001年型に乗るノリック。ノリックは苦手なコースでまずまずのタイムをマーク。Vツインから移ってきたカルドソは まだ乗りこなせていない様子。 けがが治って復帰した250の松戸は、全日本でチャンピオンをとったときと同じ車種(YZR)にまたがって好タイムをマーク。 非公式ラップタイム(第3日): -500cc M.ビアッジ 2.06.8 G.マッコイ 2.07.2 芳賀紀行 2.07.3 C.チェカ 2.07.8 中野真矢 2.07.8 阿部ノリック 2.07.8 J.L.カルドソ 2.08.9 -250cc 松戸直樹 2.11.2 S.ユージイ 2.11.6 more info 1/26 伊藤と青木、2000年型NSR500でブリヂストンタイヤのテスト カネモトホンダの伊藤真一と青木宣篤が、ブリヂストンタイヤのテストをした。 1/26 原田、復活の兆しを見せる 原田哲也を含むアプリリア勢が、スペインのヘレスでテスト走行をした。そこで、原田がテストライダーのマルチェリーノ・ルッキに次ぐ2位の非公式ラップタイムをマーク、93年250cc チャンピオン(当時ヤマハ)の復活の兆しを見せている。 非公式ラップタイム: -250cc M.ルッキ (Aprilia) 1.45"6 原田哲也 (Aprilia) 1.46"2 R.ロカテリ (Aprilia) 1.46"2 M.メランドリ (Aprilia) 1.46"6 F.バッタイーニ (Aprilia) 1.46"9 K.ネーレス (Aprilia) 1.47"0 A.デボン (Aprilia) 1.48"3 F.ニエト (Aprilia) 1.49"0 A.ホフマン (Aprilia) 1.49"7 -125cc S.イェンクナー (Aprilia) 1.52"1 G.ボルソイ (Aprilia) 1.51"3 同時に、クリス・ウォーカーがNSR500でデビューした。去年までブリティッシュスーパーバイクで、スズキGSX-R750にのっていたが、ウォーカーは、「軽くて、パワーがあって、V4はとても 難しい」といっていた模様。去年ワールドスーパーバイクにスポット参戦して暴れまくったライダーだけに、期待がもてる。 1/15 ロッシのテスト バレンティーノ・ロッシがセパンで2001年版NSR500と新型ミシュランタイヤの感触を確かめるためのテストを宇川徹とした。ほかには、スズキのケニー・ロバーツ、セテ・ジベルナウ もテストをしに来ていた。 午後には、ロバーツとロッシが簡単なバトルを楽しむなどのことも見られた。 非公式ラップタイムは、ロッシが2.06.4を出したが、去年の暮れのテスト走行でマックス・ビアッジが出した2.05.48よりもかなり遅いタイムだった。 非公式ラップタイム: バレンティーノ・ロッシ (Honda) 2.06.4 ケニー・ロバーツ (Suzuki) 2.06.6 宇川徹 (Honda) 2.06.7 セテ・ジベルナウ (Suzuki) 2.06.9