![]() 500ccクラスは今季限りで終了、来季からはMotoGPクラスへ 2002年度MotoGPクラスレギュレーション(2002/1/1〜)
-ビンセントとハスラム、ともに250へ ともに今季500ccに参戦したジェーソン・ビンセントと、レオン・ハスラムは、来季は250ccに参戦するようだ。ホンダのAキットででる予定。 -ホンダ、フィリップアイランドでテスト ロッシがトップタイム。加藤、宇川ともに転倒をしたものの、大したことはなく、タイムもロッシから1秒以内。
-ラコーニ、アプリリア4stで参戦 今季はSBKのワークスアプリリアで1年を送ったラコーニが、来季はアプリリアRS3でMotoGPクラスに参戦するようだ。ラコーニは1年間4ストロークに乗っており、2000年まではGPに参戦していたので、経験は豊富である。ただし、RS3の投入は2002年の途中からとなっており、それまではRSV500での参戦となると思われる。 -HRCカタルーニャテスト最終日 加藤大治郎が、コース・ベストラップに0.1秒落ちのタイムを記録。宇川もまずまずのタイム。アルサモラはけがの影響で欠席したため、ロルフォが1人で走ったものの、前日のタイムを更新した。
-HRCカタルーニャテスト第1日 ヘレスに続いて、HRCテストがカタルーニャで行われ、宇川がトップタイム、加藤はインフルエンザにかかっているにもかかわらず、宇川のタイムに迫るタイムを出した。
-マクウィリアムス、チームロバーツへ ジェレミー・マクウィリアムスが、チームロバーツと契約を行うようだ。これで、青木宣篤との2台体制になるかと思われたが、マクウィリアムスがエースライダーで、セカンドライダーの発表はまだとの情報もあり、まだどうなるのかははっきりしない。 -アプリリアの来季用MotoGPマシンがついに発表 ついに、アプリリアの990cc、4ストロークマシンが発表された。主な仕様は、 エンジン形式:990cc 4ストローク 並列3気筒 出力:15000rpm付近で200馬力を発生 重量:135kg以上 全長:2030mm±30mm ホイールベース:1410mm±30mm 前輪:16.5インチまたは17インチ 後輪:16.5インチ フレーム:アルミ製デュアルビームフレーム もっと細かいことはこちら→http://www.racingaprilia.com ※2002年シーズン途中から投入とのこと。 -レッドブルヤマハ、セパンでテスト レッドブルヤマハの、マッコイとホプキンスがセパンでダンロップタイヤのテストをした。結果も上々で、マッコイも満足しているようだ。
-リオGPとバレンシアGPが入れ替え 表題の通り、リオGPとバレンシアGPが入れ替えされることになった。これで、第12戦リオ、最終戦バレンシアとなり、久しぶりにヨーロッパで最終戦が行われることになった。 -原田、ついに移籍先決定 ホンダへの移籍は決まっていたものの、チームがまだ決まっていなかった原田哲也が、ついに、プラマックRTからNSR500を操ってMotoGPクラスへ参戦することが決まった。原田はすでに、アプリリアからの500ccクラスに参戦の経験があり、99年にはルーキー・オブ・ザ・イヤーも獲得している。原田が来年どんな成績を残すかも楽しみだが、加藤大治郎とのイコールコンディション(タイヤはどうなるかは分からないが)での対決も見物だ。 -クリビーレとアルサモラが負傷 マドリードスーパーモータードで、アレックス・クリビーレが準決勝で、エミリオ・アルサモラが予選で負傷した。クリビーレは、足首をけがしたようで、3週間は必要とのこと。アルサモラは膝をけがしたが、今週末に行われるカタルーニャでのHRCテストには参加するとのこと。MotoGP勢で最上位は、ダビデ・チェカの5位だったとのこと。 -青木宣、MotoGPクラスに復帰 今年、ブリヂストンのテストライダーとしてシーズンを過ごした青木宣篤が、来季チームKRから参戦することになったようだ。チームKRでの使用マシンはもちろんプロトンKR Mk3。V3エンジンなので、非力ではあるが、何度も予選でセカンドロー以内に並んだマシンなので、中盤でのがんばりに期待したい。タイヤは宣篤が開発してきたブリヂストンを使用する。 -マクウィリアムス早く移籍先を決めたい まだ来年の体制が決まっていないジェレミー・マクウィリアムスだが、本人の希望では早く来年の体制を決めたいようだ。また、レオン・ハスラムも、プロトン行きを示唆しているようだ。ただ、ハスラムは、250にオファーの依頼を出したり、ザウバーなどからもオファーが来るかもしれないらしいので、ハスラムも正式な体制が決まっていない。それでも、ハスラムはMotoGPクラス残留を願っている。しかし、ハスラムは、自分がプロトンに乗るよりもマクウィリアムスが乗った方がよいのではないかとも言っているよう。 -加藤がトップタイム ホンダのテストは3日間を終了し、NSRの加藤がコース・ベストラップに迫るタイムでトップ、RCのロッシが2位となった。そして、デルビのテストが同コースで始まり、 宇井がまずまずのタイムをマークしている。
-ホンダがヘレスでテスト ホンダのテストがヘレスサーキットで始まった。ライダーは、RC211Vにロッシと宇川、NSRに加藤、vdグールベルグ、青木宣篤、伊藤真一が、NSR250にはアルサモラとアプリリアから移籍してきたロルフォが参加。各ライダーのベストラップは次の通り。ロッシ、宇川ともに、ニューマシンとしてはよいタイムを出している。加藤もNSRの中ではトップタイム。
-加藤、もてぎで爆速タイム もてぎでNSR500のテストをしている加藤大治郎が、2日目に、パシフィックGPでのカピロッシのPPタイム(1'49.800)に0.4秒遅れで、2位のビアッジ(1'50.248)とほぼ同タイムの、1'50.2を出し、周囲を驚かせたようだ。しかも、最終コーナーでミスしながらのタイムであり、完全に乗りこなせばどうなるかが楽しみである。 -クリビーレ、ヤマハへ移籍 ずっとヤマハ行きが噂されていたアレックス・クリビーレが、ついにダンティーンのチームと契約するそうだ。同時に、スポンサーのレプソルもヤマハに着くことになったようだ。これで、ダンティーンのチームは、阿部ノリックとクリビーレの2台体制になることが確実となった。ホンダからヤマハへとマシンは変わるが、同じように移籍したノリック、ビアッジ、チェカのようにうまく乗りこなせるか、楽しみである。 -ハスラム、250に参戦 今年、NSR500V、NSR500を操り、V2には乗れたものの、V4マシンを乗りこなすことなくシーズンを終えたレオン・ハスラムだが、来季は250ccクラスに参戦するようだ。この間までホンダVツインでの参戦と見られていたが、ドルナが市販マシンでの参戦を拒んだため、Vツインでの参戦ができなくなってしまったようだ。 -テレフォニカ・モビスターは両方につくのか? 今年、スズキワークスとホンダグレシーニのスポンサーをつとめたテレフォニカ・モビスターだが、加藤大治郎のMotoGPクラス参戦に伴って、同一スポンサーが2つのチームのメインスポンサーになるかもしれない。ちょっとややこしくなるかもしれない。 -スズキ、来季に4スト投入 2003年からとされていたスズキの4ストグランプリマシン、XRE0が、来季から投入されることに決まったようだ。また、ライダーもケニー・ロバーツ・ジュニアと、セテ・ジベルナウのコンビも来年も継続。タイヤはダンロップを選択し、来季に望む。今年パワーアップを図ったエンジンを投入したものの、不発に終わったスズキ、4ストはどんなポテンシャルを持つマシンに仕上がるのか。 -加藤、500をテスト 来季からMotoGPクラスへステップアップする加藤大治郎が、ツインリングもてぎでシェイクダウンテストを実施、今年のパシフィックGPでカピロッシがスーパーソフトタイヤで出した1'49.800には及ばないものの、1'52.97を出し、最高の出だしを見せた。マシンはHonda2ストのNSR500、タイヤはダンロップタイヤを使用した。まだダンロップでの参戦は決まっていないが、今回のタイヤが250と同じということで、タイヤ周りのフィーリングはあまり変わらないそうだ。 来季に向け、オフシーズンのテストではどんなタイムを叩き出してくれるのだろうか。 -岡田、現役ラストランを2位で締めくくる 今年限りで引退を決めている岡田忠之が、全日本最終戦SBクラスに出場し、2位表彰台を獲得して現役生活最後のレースを表彰台で締めくくった。優勝は今季500ccに参戦した宇川徹。 3位に入った梁明がシリーズタイトルを獲得した。岡田は、現役は退くものの、機会があれば8耐などにも出場するそうだ。 -青木治、来季は250に復帰 今年500ccクラスにホンダV2(AC50M)で参戦し、イタリアGPの第2レースで1位になるなど、非力なマシンで大健闘した青木治親が、来季は250ccに復帰し、今年と同じチームのアリー・モレナー・レーシングからホンダRS250R-Wを操って参戦することが明らかになった。来季も市販車となるが、当然今年のNSR500-AC50Mの差よりNSR250-RS250R-Wの方が圧倒的に差が小さいと思われるので、来季は優勝争いに絡むだろう。 -岡田、今季限りで引退 ホンダワークスライダーとして、500ccで通算4勝をあげるなど、輝かしい成績を収め、今シーズンはSBKに参戦した岡田忠之だが、今年の鈴鹿2&4のスーパーバイククラスを最後に現役を退くことを明らかにした。これからは、HRCに残り、若手育成とマシン開発にかかわるそうだ。 -クリビーレ、ヤマハへ? 1999年の500ccチャンピオン、アレックス・クリビーレが、ダンティーンと交渉しているようだ。クリビーレは、アプリリア4ストでの参戦がささやかれていたが、これで決まりならば、ダンティーンは阿部ノリックとクリビーレのYZR500の2台体制で決まりとなる。250でも、今年ヤマハTZ最上位のセバスチャン・ポルトと、ホンダRS最上位のダビデ・チェカのYZR250(型落ち?)の2台体制になるようだ。 -レプソルホンダは今季限り? 噂でレプソルとホンダが決裂したとあるが、すでにレプソルホンダのHPはなくなっている。これは本当のようだ。 -デボン、ホンダへ 今年250ランキング11位のデボンが、来季はハードウィックレーシングからRS250R-Wで参戦するようだ。ポェンスゲンの残留も決まっているようなので、250はポェンスゲン・デボンの組み合わせでいくようだ。 -芳賀の移籍先決定 芳賀は、噂通り、移籍金80万ドルでアプリリアに移籍。しかしGPではなく、SBKへの復帰となった。マシンは1000cc、V2のRSV、タイヤは芳賀が好むダンロップ。2003年にアプリリアに残留した場合、GPへの復帰もあるらしい。世界の4スト使いは、来季チャンピオン争いを繰り広げることは必至か? -噂(2) -アプリリア・・・新マシンの開発がうまくいかず、シーズン序盤は2スト2気筒のRSV500での参戦か?-芳賀、感染症 歯痛で最終戦を欠場してしまった芳賀だが、感染症を併発してしまっているようだ。現地で治療を受けたものの、よけい体調は悪化、緊急帰国し、緊急入院した。2週間程度で退院できるというが、喉が腫れてしまい、息をするのも難しいという。早く回復して、来季のチームとの交渉を始めたいところだ。 -中野、2001年500ccクラスのルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得 今季500ccランキング5位に入った中野だが、先日、ルーキー・オブ・ザ・イヤー(以下ROY)を獲得した。今年の目標だったROYを獲得し、喜んでいる模様。表彰台と、優勝も目標だったが、やはり優勝は難しかったようだ。しかし、ドイツで表彰台を獲得し、1年をうまくまとめた。中野は、1999年に250ccのROYも獲得しているため、これで2回目の獲得となる。これから中野は休養に入り、1月のテストに備えるという。 -長いシーズンも終わり・・・ リオGPで2001年シーズンが終わったわけだが、もう来年への動きは始まっている。今年限りでチームとの契約が切れたライダー、現在のクラスを離れるライダーは、次のチームと交渉、契約しなければならない。 ここで、いくつかの噂をまとめてみた。 -芳賀紀行・・・ヤマハを離れ、アプリリアSBKに乗り、ワールドルーパーバイクに参戦か、アプリリア4スト990ccマシンに乗り、MotoGPクラスに参戦。-加藤大治郎、正式にMotoGPクラスにステップアップ 長い間ステップアップがささやかれ続けてきた加藤だが、ついにホンダグレシーニからNSR500でMotoGPクラスに参戦することが発表された。250ccも噂通り、アルサモラとロルフォのNSR250の2台体制で望む。 バックナンバー2001(〜最終戦) |